結婚相談所を使用する中で、
- 高い入会金と月会費を払っているのに、なかなかお見合いができない
- これまでお見合いを申し込んできた人は、みんな自分の希望条件に合わない
など、結婚相談所に入会した多くの方が、活動していく上で必ずと言っていいほど直面する悩み事です。
成婚というゴールを達成するためには、お見合いを承諾してもらったり、申し込んでもらったりしなければ、最初のステップを踏むことすらできません。
そこで今回は、結婚相談所のお見合いが成立しない原因を洗い出し、その改善策を考えてみましょう。
ゴールインへの早見表
結婚相談所でお見合いが成立する確率は1割以下!?
結婚相談所の「お見合い依頼の快諾率」をご存知でしょうか?
これは国内最大級の会員数を擁する日本結婚相談所連盟IBJグループが行った、お見合いの申し込みをして成立する確率を調査したものです。
グラフを見るとわかるように、30代以降ではお見合いの成立が10%以下となっています。
さらに、三菱東京UFJリサーチ・コンサルティングが2009年に行った、婚活に関する調査があります。
過去に結婚相談・結婚情報サービスを利用していた人、あるいは現在利用中の人に「結婚相談・結婚情報サービスに対するイメージ」を質問したところ、「自分の理想に合う会員がいない」と回答した人はいずれも35%前後で、「自分の理想に合う人を見つけられる」という回答を上回っています。
参考:http://www.service-js.jp/uploads/fckeditor/uid000003_201402251815517453e552.pdf
婚活業界では「婚活サイトや婚活パーティーよりも成婚率が高い」と宣伝する結婚相談所は多いですが、実際はお見合いですら成立させるのが厳しいという状況があります。
【参考記事】結婚相談所の成婚率(結婚率)の実態とカラクリ▽
https://yume-con.net/archives/539/
結婚相談所でのお見合いまでの流れは?
婚活サイトや婚活パーティーとは異なり、結婚相談所は男女が対面して会話することが重要視されます。
まずは結婚相談所の入会後からお見合いまでの流れを見ていきましょう。
結婚相談所によって多少の差異はありますが、基本的に以下のような流れとなります。
プロフィール作成・婚活プラン設定
結婚相談所に新規登録が完了したら、まずは自分のプロフィールの作成と婚活プランの設計を行います。
プロフィールの作成は結婚相談所のシステムを使って、氏名や年齢といった基本情報から希望条件、自己PRなど活動中に必要な情報を入力していきます。
作成したプロフィールは、紹介書やデータベースの会員情報として登録されます。
婚活プランは担当のアドバイザーやカウンセラーと一緒に、自分の性格やライフサイクルに合わせたものを設計します。
【参考記事】結婚相談所のプロフィール「趣味」の書き方▽

お見合いの申込み、異性へのアプローチ
自分と同じように結婚相談所に登録されている会員の中から、自分の希望条件や好みに合う異性にお見合いの申し込みをするパターン、あるいは担当者を介してお見合いの申込みを受けるパターンがあります。
結婚相談所のシステムによっては、会員データベースを利用して希望条件に合う異性を検索、個別メッセージでやりとりを開始するケースもあります。
【参考記事】結婚相談所でお見合いの申し込みがない原因と対処法▽
https://yume-con.net/archives/795/
お見合い成立
お見合いが成立したら、日時や場所をすり合わせます。その後、指定の日時に会員同士で会ってお見合い開始となります。
結婚相談所ではお見合い成立後の交際を「仮交際」と位置づけており、この仮交際期間中(多くは3ヶ月以内)は複数の異性とお見合いすることが可能となっています。
【参考記事】仮交際・本交際・結婚までの期間を徹底解説▽



結婚相談所のお見合いが成立しない原因
ここからは、お見合いが成立しない原因、現状を改善すべき理由を分析していきましょう。
「お見合いの申し込みをしているのに、なかなか上手く行かない」という方は、以下のいずれかのケースに当てはまるかもしれません。
競争率の高い人にばかり申し込みをしている
男性会員なら高収入、高学歴、高身長、一部上場企業の社員の人などで、女性会員であれば若くて容姿端麗などです。
このようにハイスペックとされる条件の人たちには、あなただけではなく他の人もお見合い申し込みをしているため、必然的に競争率も高くなります。
さらに、婚活市場には婚活をする人それぞれに「市場価値」があります。
たとえば、50代の男性が20代の女性にお見合いの申し込みをしても、成立する確率は非常に低いと言わざるを得ません。
年齢はより若い人が、収入はより高い人が重宝されるのが婚活の市場価値です。
人気会員とお見合いを成立させたいのであれば、男性は収入や職業面での好条件、女性ならば20代から30代などの若さといった強みが必要になります。
【参考記事】結婚相談所で「高望み」のアラサー女性が結婚できない理由▽



申し込みする人数が少ない
あなたは、月に何人の方にお見合いの申し込みをしていますか?
なかなかお見合いが成立しない人というのは、そもそも申し込みの数が少ないという可能性があります。
申し込みをしたタイミングの問題
結婚相談所では、お見合い成立後の交際を「仮交際」、仮交際を経て結婚を決めたら「本交際」という流れになっています。
仮交際中は複数の異性とお見合い・デートすることが推奨されていますが、本交際成立後はお相手を1人に絞る必要があります。
お相手がお見合い申し込みの返事をする期間内に別の異性と結婚を決めてしまったら、タイミングの問題で「ご縁がなかった」というしかありません。
あるいは、お相手が別の本命の会員とお見合いが成立し、いったん他の申し込みをシャットアウトする場合も考えられます。
このケースでは、お見合いの結果次第であなたにチャンスが巡ってくることもあります。
ただし、お見合いの返事をただ待つだけでなく、別の会員へ積極的に申し込みをするなどして出会いの機会を増やすことが大切です。
【参考記事】結婚相談所の婚活の独自ルール「仮交際」「本交際」「成婚」とは▽



プロフィールや自己PRに魅力がない
- プロフィール写真にスマホの自撮りやスピード写真を使っていませんか?
- プロフィールの項目や自己PRに空欄がありませんか?
手抜きのプロフィールに好印象な人はいませんし、どれだけあなたが頑張ってプロフィールを作ったつもりでも、お相手が魅力を感じないと「会いたい」とは思ってもらえません。
【参考記事】結婚相談所のプロフィールの魅力的な例文まとめ▽



希望条件に合う人を紹介してもらえない
担当者があなたの好みや結婚感をしっかりと理解していれば、希望にかなった異性を紹介してもらえるでしょう。
しかし、担当者との相性が悪かったり、婚活プランに齟齬があったりしては、希望どおりの異性を紹介してもらえないこともあります。
たとえお見合いが成立したとしても、会話を盛り上げたり、その後の交際に発展することは難しいでしょう。
仲人型システムでは担当者と会員の連携が必須です。
「相手を紹介してもらっても、なかなか希望どおりの人と出会えない」という方は、担当者との相性を見直す必要があるかもしれません。
【参考記事】結婚相談所のカウンセラーと合わない?▽



そもそも結婚相談所やサービス内容が合っていない
30代の人の結婚を希望
会社が忙しくて婚活の時間が取れない人が、何度も結婚相談所の店舗に足を運ばなければならないサービスを利用していたら、積極的にお見合いの申し込みをすることができません。
このように、自分の希望する相手と出会えない結婚相談所に登録していたり、自分の生活スタイルに合わないサービスを利用していると、お見合いそのものが難しくなります。
結婚相談所選びを間違わないためにも、資料請求をしたり口コミサイトを見るなどして、事前の情報収集を徹底的に行いましょう。
【参考記事】手軽に婚活を始めたい方は婚活サイトがおすすめ▽



【改善策】お見合いが成立しない人の4つの解決方法
いま現在ご自身お見合いが上手く行っていない方は、原因を究明して改善策を実行してみてください。
①お見合い申し込みの件数を増やす
お見合いの数が少ないということを実感しているのであれば、積極的にお見合いの申込件数を増やしましょう。
結婚相談所のパートナーエージェントの調べによると、お付き合いを始めてから1年以内という短い期間で結婚を決めた方のお見合い回数の平均は、30代前半の方で14回となっているようです。
また、お見合いが成立しないからといって、必要以上に暗い気持ちになる必要はありません。
そもそも「10件に1件お見合いが成立すれば御の字」ですから、「お見合いは成立しないケースの方が多い」という気持ちで臨めば、冷静に婚活を進めていくことができます。
どうしても理想の人と出会えない、お見合いが成立しない連敗の状況が続くと、婚活疲れを引き起こす原因になります。
その場合はいったん結婚相談所を休会するなど、リフレッシュの期間を設けることも大切です。
【参考記事】婚活で女性から積極的にアプローチするのはあり!▽
https://yume-con.net/archives/1961/
②結婚相手に求める希望条件の幅を広げる
- 希望条件に合う人がいなくてお見合いの申し込みができない
- カウンセラーの紹介する人が条件に満たない人ばかり
こんな不満を抱えている方はいませんか?
お見合いが成立しない、あるいは希望どおりの方と出会えない原因は、あなたが掲げる希望条件が厳しすぎるのかもしれません。
たとえば、
- 20代の可愛い女性
- 30代で年収600万円以上の男性
といった、一見するとよくありそうな希望条件ですが、婚活市場では20代の若い女性会員、年収の高い男性会員の市場価値は非常に高くなります。
このような条件に当てはまる人が、そもそも結婚相談所では数が少なく、在籍していたとしても非常に競争率が高いです。
自分自身では「これくらいの条件があるのは当たり前」だとしても、お見合いの申し込みがなければ出会うことすらできません。
出会いの数を増やすためにも、希望条件の幅を広げることが重要です。
「年収600万円以上」を理想として掲げるのは良いですが、現実を見て「年収400万円以上でも可」を基準とするほうが、出会える男性の数は格段に増えます。
【参考記事】出会えない人が、理想の異性と出会うために知っておくべきこと▽
https://yume-con.net/archives/793/
③質の高いプロフィール写真を撮る
いずれにせよ、プロフィールがお見合い成立のきっかけとなることは間違いありません。
なかなかお見合いが成立しない原因は、写真やプロフィールが魅力的でないことが考えられます。
「見た目が9割」と言われるように、プロフィール写真は大きなアピールポイントとなります。
写真はスマホの自撮りやスピード撮影などではなく、プロのカメラマンにスタジオで撮影してもらったものを使いましょう。
結婚相談所によっては、提携先のフォトスタジオで格安で撮影してくれたり、無料の撮影会を開催したりといった、写真撮影に関するサービスを提供しているところもあります。
大手結婚相談所の楽天オーネットが行ったアンケート調査によると、「婚活写真をどこで撮ったか?」という質問に対し、もっとも多かった回答は「デジカメでセルフ」の37%、次いで「地元の写真館」の32%、「婚活や就活写真に強い写真館」の31%という結果が出ています。
参考:https://onet.rakuten.co.jp/konkatsu/survey/knowledge/data/2016110802.html
実に10人に6人の方が写真の有用性に気づき、婚活写真を写真館でプロのカメラマンに撮影してもらっています。
スタジオ撮影は自撮りやスピード写真に比べて費用はかかりますが、プロの技術によって自分自身の魅力が引き出された一枚が出来上がります。
なかなかお見合いが決まらず延々と活動費を払い続けるよりも、いくらかのお金をかけてクオリティーの高い写真を撮ったほうが婚活成功の近道です。
【参考記事】結婚相談所のプロフィール写真は服装が重要▽
https://yume-con.net/archives/913/
【参考記事】お見合い写真のポーズと表情のテクニック!▽
https://yume-con.net/archives/909/
④プロフィールや自己PRをしっかりと作り上げる
プロフィール出来しだいで、お見合い率はもちろん、成婚率をも左右すると言っても過言ではありません。
男性であれば年収や職業、女性であれば年齢などが異性から着目される項目ですが、これらは一朝一夕で変えられるものではありません。
もし自分のスペックに自信がなければ、熱意のある自己PRで勝負しましょう。
ただし、
- 結婚したい
- 素敵な人に選ばれたい
という気持ちが先行した自己PRでは、独りよがりの自己中心的な雰囲気が出てしまいます。
自己PRに結婚相手への希望や条件ばかり書いているようでは、どんな結婚生活を送りたいのか相手に伝わりません。
幸せな結婚は男女が二人で築き上げて行くものなので、「プロフィールを読む相手の立場に立って書く」ということが大切です。
プロフィールのはお見合いや交際中の会話の話題にもなりますので、空欄を残さないようにすべて埋めます。
自己PRには自分の結婚観や結婚後の展望など、読み手が結婚をイメージしやすい内容を意識して書きましょう。
気持ちが伝わるプロフィールであれば、
- ぜひ会ってみたい
- 詳しく話を聞いてみたい
と思われること間違いありません。
【参考記事】これを読めばできる!結婚相談所のプロフィールの書き方完全ガイド!▽
https://yume-con.net/archives/1086
まとめ:先ずは積極的にお見合いを申し込もう!
今回の記事では、結婚相談所のお見合いが背率しない原因とその改善策についてお伝えしました。
データを提示したように、現実問題として結婚相談所でお見合いが成立する確率は、わずか1割にも満たないものです。
その厳しい現実を受け止めて、結婚相談所に入会したからには、積極的にお見合いを申し込み、いただいた申し込みには答えていくという姿勢が大切です。
結婚相談所で1年以内の成婚を達成したカップルは、毎月何人もの異性にアプローチをかけています。
「とりあえず結婚相談所に入会すればなんとかなる」ではありません。
せっかく高い入会料金と月額費用を払って活動している以上、停滞している状態は何としても打開すべきです。
いま婚活が上手くいっていない方は、「行動がなければ結果はついてこない」と肝に銘じて、自身の活動方針を見直していきましょう。
【参考記事】結婚相談所の成功事例!▽
https://yume-con.net/archives/541/