
婚活中の女性は、結婚相手の男性に一番何を求めるのでしょうか?
- 年齢
- 年収
- 職業
- 性格
など、人によってさまざま条件はありますが、とくに男性収入は注目されるプロフィールの一つです。
- 結婚は理想だけじゃできない。年収は重要!
- 男性の年収はそこまで重要じゃない。やっぱり中身が大事!
など、婚活中の女性に話を聞いてみると、男性の年収に関してさまざまな意見があります。
とくに結婚後に専業主婦になりたいという女性にとっては、気になる部分となるでしょう。
男性にとっては年収が婚活の有利・不利に影響するのではないかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では年収の高い男性は婚活パーティーやお見合いコンで有利かどうかについて、女性の意見を踏まえながら考えてみましょう。
高収入男性限定の婚活パーティーがある
婚活パーティー運営会社の多くが参加条件を高収入の男性に限定した、ハイステータス男性向けの婚活パーティーを開催しています。
たとえば、
- エリート男性限定
- ハイステータス職業限定
- 年収600万円以上の高収入男性限定
といったものが、高収入男性の参加者、高収入の男性と出会いたい女性の参加者が集まります。
20代30代の大卒以上・高収入、上場企業の会社員や国家公務員、士業や経営者などエリート職業の男性が参加するため、女性からの人気も高いハイステータス男性限定パーティーが揃っています。
高収入男性と出会えるとは言え、女性の参加費用も非常にリーズナブルなため、「高収入の男性と気軽に出会いたい」という人も参加できる手頃さがあります。
さらに、確実に高収入男性に出会えるハイステータス限定パーティーとしては、入会審査を通過した男性エリートのみが登録できる会員制のパーティーもあります。
女性も写真審査などが課される可能性もありますが、男性に比べて比較的気軽に入会できるようになっています。
婚活女性の理想の平均年収
大手結婚相談所のサンマリエが行ったアンケート調査によると、「結婚相手に望む年収」の女性の回答でもっとも多かったのは「500万円」「600万円」が同率トップで、次いで「400万円」でした。
女性回答者の匿名投稿のコメントには、男性の収入に関係する以下のような意見が挙がっています。

400万円。
自分と同じくらいかそれ以上。多過ぎると今度は価値観が合わないと思うから。

400万円。
ある程度余裕をもって生活が出来て、貯蓄や投資もして、年に1度位2人で旅行したり、月に1度位一緒に出掛けたり、外食を楽しむとなると、この位の金額なのかなと思います。

500万円。
自分の年収より上で、かつ、こどもが小学校にあがるくらいまでは専業主婦でいたい。

600万円。
結婚は生活なので、経済面は大切。
データを見ると分かるように、女性の90%以上が男性の年収400万円以上を希望しています。
年収が最終的な決め手となるかどうかはさておき、多くの婚活女性にとって、男性の「年収400万円以上」が、結婚相手に相応しい男性を選ぶ際の1つのボーダーラインになっているということがうかがえます。
実際の男性の平均年収
就職・転職支援サイトDUDA(デューダ)の年齢別の平均年収の調査によると、20代男性の平均年収は365万円、30代男性の平均年収は487万円となっています。
さらに、20代の年収のボリュームゾーンは300万円以上400万円未満、30代の年収のボリュームゾーンは400万円以上500万円未満となっています。
このデータを見るとわかるように、女性が男性に求める理想の年収と、実際の平均年収には、若干の差異があります。
結婚相談所サンマリエのアンケートで最も多かった「年収500万円」「年収600万円」の男性にこだわるとなると、現実にはかなり厳しい婚活を迫られることになりそうです。
しかし一方で、カップリングした女性の多くは男性の年収の最低ラインを300万円~400万円としており、この条件は男性の年収のボリュームゾーンに一致します。
この点を見ると、婚活において男性の収入面はさほど重要な問題ではないようです。
年収の高い男性は婚活パーティーでモテるのか?
「年収の高い男性は婚活パーティーでは有利」というのは、婚活を始める人であればだれもが気になるところでしょう。
ここまでに見てきた年収に関するアンケートや、女性が男性に希望する年収額などを見ても、年収の高いハイステータス男性ほど婚活では有利なイメージがあります。
では実際に、年収の高いエリートの男性は婚活パーティーでモテるのでしょうか?
婚活パーティーのエクシオが実施したアンケート調査によると、「パーティーの最終投票で番号を書く際に、一番重要視するのはどれですか?」という質問に対し、もっとも多かった回答は「トークが楽しかったなどのフィーリング」、次いで「見た目などの第一印象」で、「職業や年収などのプロフィール」は、回答者の全体の約6%にとどまりました。
女性のコメントを見てみると、

年収重視だったけど、
実際会場でお会いしてみると喋った感じや性格が合いそうかなどがこれからのお付き合いを考えたときに最終的に重視することとなった

年収はある程度ラインを決めているけど、
逆に希望の条件をクリアしていなくても、フィーリングの合う人は選ぶと思います
といった声が挙がっています。
年収の高い男性が婚活パーティーではモテて、女性の注目を集めるのであれば、高収入男性が参加するパーティーは予約が殺到しているはずです。
しかし、人気はあると言っても、常に女性の予約で満席になってしまうようなことはありません。
男性の収入が高いだけで本当にモテるのであれば、男女とも参加者が殺到するはずです。
さらに女性参加者としても、「年収の高い男性参加者にがっついている」なんて見られたくないわけですし、参加男性と会話する際に収入の話ばかりすると引かれてしまうので、より相手の内面や価値観に重きを置いています。
アンケート調査からもわかるように、たとえ結婚相手の条件に「年収◯◯万円」を掲げていても、最終的には第一ん庄やフィーリングなど、見た目や雰囲気がカップリング成功のカギを握っています。
「婚活パーティーでモテないのは年収が低いせい?」と感じている男性は、別の部分を改めることが必要かもしれません。
年収よりも重要なモテる要素
婚活パーティーのエクシオが実施した別のアンケートでは、「結婚相手に求める条件で一番重視するものは何ですか?」という質問に対し、もっとも多かった回答は「人柄」、次に「価値観」で、年収を含む「経済力」は3番めでした。
女性のコメントを見てみると、

外見、経済力、結婚観…どれも大事だけど、やっぱり人として、男性として惹かれ、尊敬できる方でないと、生涯添い遂げたいとは思いません

経済力も必要だが、女性も支え合い贅沢な生活さえしなければ問題なし
というように、経済力は重要としながらも、男性のそれ以外の部分にも価値を置いていることがわかります。
「人柄」にせよ「価値観」にせよ、プロフィールカードだけでは見えてこない要素です。
このアンケート結果から読み取れることは、どの女性にも最低ラインの経済力はあるものの、最終的にはパーティー中のコミュニケーションで相手の人柄や価値観などが重視されるということです。
まとめ
家庭の経済を支えるという点で男性の収入は必須ですが、長い結婚生活を考えると、やはりお互いの性格や価値観の一致が重視されます。
最近ではキャリア志向の女性も多く、「結婚後の共働きでもOK」という考えが受け入れられているため、以前に比べて男性の収入が絶対的な条件というわけでもないようです。
「年収の高さはパーティーでの有利・不利に直結しているか?」という問いについては、「生活力がないほど低い場合は不利だが、高いからと言って有利というわけでもない」ということが言えるでしょう。
婚活はプロフィールが全てでないということは、やはり婚活パーティーでのフリータイムやトークタイムでのコミュニケーションやフィーリングが、カップリングのカギを握っているということです。