- 「婚活パーティーで、運命の相手を見つけるぞ!」
そう思っていても、どこかで不安に感じてしまうのが、婚活パーティーに潜むサクラの存在です。
「婚活」というワードがメディア等で取り上げられ、「婚活女子」なんて人たちがバラエティ番組で特集を組まれるなど、今や婚活パーティーは結婚相手を探すために欠かせないイベントとなりましたが、それでもサクラの存在はなくならないようです。
せっかく気合を入れて参加した婚活パーティーで、サクラに騙されたとあっては目も当てられません。
婚活自体に抵抗を感じてしまうケースも考えられます。
今回は、そんな悩みを解消するべく、婚活パーティーに潜むサクラの見分け方と、サクラに騙されない方法についてご紹介します。
ゴールインへの早見表
婚活パーティーに潜むサクラの目的

だれもが将来の結婚相手との出会いを探すために参加する婚活パーティー。
しかし、婚活パーティーに潜むサクラには、真剣に婚活をする一般参加の人たちとは別の目的のために行動しています。
婚活パーティーに潜むサクラは、一体何のために参加しているのでしょうか?
パーティーの数合わせのため

サクラが婚活パーティーに参加する目的のひとつが、単純な数合わせです。
例えば、ある婚活パーティーに男性20人、女性10人が参加した場合、女性のパーティー参加者数の埋め合わせのために、パーティー参加費無料で雇われたバイトの女性たちが投入されます。
男女合わせて100人を超えるような大規模な婚活パーティーなら、数合わせに困ることはほとんどありませんが、例に挙げたような小規模の合コンパーティーであれば、サクラが紛れ込んでいることも少なからずあるようです。
婚活パーティーのリサーチのため

婚活パーティーに潜むサクラのもうひとつの目的が、婚活パーティーのリサーチです。
いわゆる「覆面調査員」のような仕事で、婚活パーティーに参加者として潜入し、会場の雰囲気や食事、イベントなどをチェックし、リサーチを依頼したクライアントに報告するといった業務をこなしています。
大手クラウドソーシングサービスでは、婚活パーティーのリサーチ業務の依頼が掲載されているケースが散見されます。
ビジネスの勧誘やデート商法ねらい

パーティーで知り合った相手をターゲットに、「簡単にお金が儲かるビジネス」といった上手い話を持ちかけたり、健康や美容をうたった商品を購入させたりといった目的で紛れ込んでいるサクラや業者も少なからずいるようです。
一般の参加者を装ったビジネス目的の人とカップル成立してしまったら…サクラや業者側の思うツボです。
知り合った相手が恋愛や結婚とは異なる話を持ちかけてきたら、イベントスタッフに方向するなどして、甘い誘いに乗らないにしましょう。
サクラを見分けるポイント

サクラがどのような目的で婚活パーティーに参加しているのかがわかったところで、次は一般のパーティー参加者とサクラを見分けるポイントについてご紹介します。
やけに落ち着いている、そわそわしていない

一般の人たちは、当然ながら将来の結婚相手を探す意気込みで参加しているため、それなりに緊張していたり、初対面の人に対してそわそわしていることが普通です。
しかし、サクラの人たちはというと、そもそも婚活が目的でパーティーに参加しているわけでもなければ、サクラとして何度も場数を踏んでいるわけで、やけに落ち着いていたり、その場に馴染んでいたりするものです。
実際に、自分から積極的に参加者に話しかけたり、連絡先を聞いてきたりする人たちは、主催者が手配したサクラの可能性があります。
反応が淡白、上手く受け流す

これはパッと見た感じでは見分けがつきにくいケースですが、サクラの人は一般の参加者に比べ、結婚相手を探すという熱意や真剣味がありません。
数合わせであれば、その場に馴染んでいるように見せればいいだけですし、リサーチが目的であれば、一般の利用者と恋愛関係に発展しないように上手く受け流します。
また、婚活パーティーでは男性が女性をリードするケースが多いものですが、男性のサクラは終始受け身の姿勢で参加しています。
他の参加者に比べ、どことなく距離をおいているような人がいれば、それはサクラの可能性が高いと言えます。
理想の男性・女性像を体現したような人

サクラの体験談でありがちなのが、理想の男性・女性像を体現した魅力的な人が、実はサクラだったという話です。
男性参加者であれば、顔が整っていて背が高く、女性参加者であれば、美人でオシャレでスタイルがいいなど、わざわざ婚活パーティーに参加しなくても異性にモテて、すぐに相手が見つかりそうな人は、サクラの可能性があります。
そのような人がサクラに選ばれる理由としては、「この婚活パーティーには、スペックが高い男性(女性)が参加している」という口コミとともに、リピーターが期待できるからです。
スタイルがいい、高学歴で高収入、コミュニケーションも上手といった、あまりにもパーフェクトに近い人がいたら、少しだけサクラを警戒した方がいいかもしれませんね。
タイプの異性の名前をスラスラ書いている人

たいていの婚活パーティーでは、最後に異性の名前をカードに記入するイベントが用意されています。
その時に、何の迷いもなくスラスラと異性の名前を書いている人は、サクラの可能性があります。
これは予め用意されている同じサクラの関係者の名前を記入したり、そもそも誰かとカップルになることが目的ではなかったりするため、躊躇なくカードの記入ができるからです。
サクラに騙されない方法

サクラの見分け方がわかったところで、サクラに騙されないために何が必要なのでしょうか?
ここからは、サクラに騙されない方法について考えていきましょう。
大手ブライダル企業が主催する婚活パーティーに参加する

婚活パーティーを主催するパーティー会社、パーティー業者は、ブライダル企業や自治体、社会人サークルなど様々あります。
サクラの被害を避けるなら、だれもが名前を聞いたことがあるような、メディアでもよく取り上げられている企業が主催する婚活パーティーを選ぶようにしましょう。
ブライダル関連のイベントの経験が豊富な企業であれば、参加者の本人確認を厳重に実施していますし、参加するための条件も安易なものではないないため、サクラ対策がかなり厳しいものになっています。
参加人数の多い婚活パーティーに参加する

主催者の数合わせが目的のサクラを回避するためには、そもそも参加人数の多い、大規模な婚活パーティーに参加するといいでしょう。
数合わせのサクラが参加する婚活パーティーは、たいていが個人主催のレベルだったり、集客力がない小さな会社が開催しているケースが多いものです。
規模の小さい婚活パーティーのすべてが疑わしいわけではありませんが、「割合で考えたら、少なからずそのようなケースもある」ということを頭に入れておきましょう。
サクラが発覚したら運営側に報告する

万が一参加者の中にサクラがいたら、その場で運営側に報告すれば済む話ですが、運営側とサクラが協力関係にある場合は、警察や弁護士に相談するしかありません。
ただし、その場合は明らかに詐欺行為とわかる証拠を提出する必要があります。
泣き寝入りを避けるためにも、パーティー直前までに運営会社が信頼できるかどうかをチェックしておき、会社情報、連絡先なども控えておくといいでしょう。
以上が具体的なサクラの見分け方、サクラの対処方法ですが、中にはサクラのように見えて、本当はサクラでない人もいます。
あまりに警戒しすぎて相手を不快にさせたり、婚活パーティー自体を楽しめないと本末転倒ですので、次のようなケースを頭に入れておくといいでしょう。
- 何度も参加していて慣れている人
- 最初から気になる相手が見つからなかった人
- 友人に連れられて参加した人
まとめ
今回は、婚活パーティに潜むサクラの見分け方、サクラに騙されない方法についてご紹介しました。
過去に婚活パーティーに参加したことのある方は、ご自身の経験と当てはめてみるといいかもしれません。
これから婚活パーティーに参加する予定の方は、事前に運営会社のサイトを確認し、本当に安全なパーティかどうかをチェックしておくことをおすすめします。
まだ婚活パーティーがメジャーでなかった数年前に比べ、だいぶサクラに遭ったケースも減少したように思いますが、未だにサクラと思しき人が少なからず存在するのも確かです。
貴重な婚活の資金と時間を無駄にしないためにも、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。