婚活サイト・アプリは結婚を希望する人が出会いを求めて利用するものですが、なかには既婚者が浮気目的で利用しているケースがあります。
実際のところ、出会い系サイトや婚活サイトに限らず婚活パーティーやお見合いパーティーに参加した女性からも、出会った参加者の男性が実は既婚者だったという詐欺被害の経験者からの報告は少なくありません。
既婚者が婚活サイトを利用することは規約違反になりますが、婚活サイトが100パーセント既婚者をシャットアウトすることはできませんし、男性のプロフィールを見たり、マッチングした段階で相手が既婚者かどうかを見抜く術は残念ながらありません。
もしもマッチングした男性が既婚者だったら、どのような対策を取ればよいのでしょうか?
今回は婚活サイトに潜む既婚者男性を見抜く方法と、出会った場合の対処法をご紹介します。
ゴールインへの早見表
婚活サイトに既婚者はいるのか?

残念なことですが、婚活サイトの利用者全員が真剣に結婚を考えて活動しているわけではありません。
- 恋人探し・結婚相手探しで利用している人
- なんとなくで利用している人
- 様子見で利用している人
- 遊び目的の人
- ヤリ目男性
- サクラや業者
など利用する目的はさまざまです。
そのなかでもとくに女性が気をつけたいのが、既婚者であることを隠して利用している男性会員たちです。
婚活サイト利用者の口コミやレビューなどを見ていると、ごくまれに「婚活サイトで出会った男性を問い詰めたら既婚者だった」などという体験談が寄せられています。
数こそ多くないものの、婚活サイトに既婚者が紛れていることは間違いなさそうです。
婚活サイトで既婚者を見抜く方法はあるか?

マッチングする前、あるいは直接会う前に相手の男性が既婚者であることが発覚すれば事なきを得るのですが、残念ながらプロフィールなどから既婚者であることを見抜くことはできません。
優良な婚活サイトであっても、身分証明書で本人確認や年齢確認は実施していても、独身かどうかの確認まではしていません。
プロフィールから独身かどうか判断することが出来ない以上、既婚者であることを隠して婚活サイトに登録する不届き者が出てきてもおかしくないのです。
ターゲットの女性はメッセージ交換やデートの際の会話で、相手の男性が既婚者かどうかを見抜くしか術はありません。
婚活サイトで既婚者にターゲットにされやすい女性

婚活サイトで既婚者にターゲットにされやすい女性にはいくつか共通点があるようです。
恋愛経験が少ない女性
プロフィールに
- 恋愛経験が少ない
- ネットでの出会いに不慣れ
と書いている女性は警戒心があるぶん、信用させたらすぐに心を許すと判断され、既婚者のターゲットにされやすいです。
恋愛経験やネット婚活の経験が少ない女性は、注意深くても怪しい男性の見抜き方、あしらい方を知らない人が多いため、男性が優しく接したり積極的に話しかけられたりするとすぐに気持ちが揺らいでしまうためです。
結婚を焦っている女性

30代以上で婚活サイトに登録している女性は要注意です。
すぐにでも結婚したいという気持ちで冷静な判断ができない状態にあるため、言い寄ってきたり褒め殺したりする男性に心を許してしまう傾向にあります。
「恋は盲目」という言葉があるように、気持ちが高ぶっているときこそ男性の言動に注意しましょう。
素直なタイプの女性
素直で清楚な女性は男性から好かれるタイプですが、既婚者にもターゲットにされる可能性があります。
素直な人は好きになった男性を疑ったり、そもそも相手が既婚者というイメージすらない場合が多いため、ターゲットにされやすいのです。
また素直な女性は恋愛となると一直線なタイプの人が多いため、周りの意見が耳に入らない頑固さもあります。
婚活サイトで出会った男性が既婚者かどうか見極める方法

独身男性を装って婚活サイトに潜り込んでいる男性は、プロフィールやメッセージ交換からではなかなか判断できません。
婚活サイトでマッチングした男性が既婚者の可能性がある場合、どういったポイントに着目すれば良いのでしょうか?
夜から朝にかけて連絡が取れない
一般的な既婚者の男性が自宅に居る夕方6時~朝8時くらいの時間帯は、家族の目があり、メールや電話などの連絡に対応してくれないことが多いです。
また平日の日中しか連絡が取れない場合は、休日に家族と一緒の時間を過ごしている可能性があります。
プライベートを詳しく話さない

婚活サイトで独身を装って活動している既婚者は、自分が既婚者であることがバレないようにプライベートや友達などの交友関係を詳しく語ることはありません。
余計なことを口走ってしまうと詮索される可能性があるからです。
あるいは適当な嘘をついて独身であることをアピールするパターンも考えられます。
とにかく「仕事で忙しい」と主張する
女性の側からデートや食事に誘っても「仕事が忙しくて、会う時間が取れない」といった言い訳をして断ってきます。
相手の男性から申し出たスケジュールではないので断るしかないのと、複数の女性と同時にやりとりをしているためすでにスケジュールが埋まっている可能性があるからです。
不釣り合いなほどハイスペック

既婚者で女性にモテる男性ほど、婚活サイトや恋活サイトを利用して浮気相手探しをしています。
そういった男性は女性好みの見た目や顔、プロフィールで、
- こんなにイケメンなのに婚活しているの?
- こんなに高収入なのに結婚していないの?
という印象を受けるはずです。
そもそも女性にモテない男性が、ヤリ目や浮気目的で婚活サイトを利用するとは考えにくいですね。
自分とはあまりに不釣り合いなハイスペックの男性から「いいね」をもらったり、マッチングして調子の良いメールが送られてきたら、いったん既婚者の浮気やヤリ目を警戒してください。
そういった男は口説けばすぐにヤれそうだと思う女性を見つけて、アプローチしてきます。
「いいね」数がびっくりするほど高い男性からアプローチされたら、冷静になって注意深く観察しましょう。
お金に余裕がある
高収入、ハイステータス職業という、女性にモテる男性の特徴そのままです。
既婚者で配偶者や家族がいるということは、社会的に認められた職業に就いていて、年収も決して低くはありません。
家族を養うお金もあれば、愛人や浮気相手に使うお金も十分に持っています。
とくに年齢が30代後半以上の男性であれば、会社員でもそれなりの地位にあり、給料も高いのでお金に余裕があります。
デートの際も平均的なサラリーマンではなかなか入れない高級レストランだったり、高級ホテルに誘ったりしてきます。
神経質

既婚者であること、浮気していることが周囲にバレないよう常に警戒しているため、非常に神経質なタイプの男性が多いです。
自宅の周囲でデートすることはありませんし、あまり聞かれたくない質問などをされると感情的になることもあります。
自宅がワンルームで閑散としている
お金に余裕があって浮気をしている人は、単身赴任中だったり、家族が住む自宅とは別にマンションの一室を借りて浮気部屋として使っている可能性があります。
そのため、荷物も最小限で家具も簡素です。
職場や自宅の場所を教えてくれない

身元を詳しく知られては困るため、職場や自宅のについて詳しく教えてくれません。
そのため、運転免許証や保険証を見せたり、名刺を渡したりと言った、独身者の男性なら気軽にできることを頑なに拒否します。
うっかり個人情報を喋ってしまい、家族を装って会社に電話したり、家族といるところを目撃されたりすることを恐れているためです。
「病気や介護が必要な身内がいる」と言い訳する
会えない時の言い訳として「病気や介護が必要な身内がいる」というようなことを言ってきます。
実際に介護が必要な身内はいなくて、家族サービスが急きょ発生したために、女性の方が納得してしまうような言い訳を使います。
連休なのに会えない

連休や夏休みなどに会おうとしても、宿泊を伴う旅行などはNGになることが多いです。
家族サービスで旅行に出かけたり、実家に帰省するなどしている可能性があるからです。
「どうしてせっかくの連休なのに会えないの?」と問いつめても、曖昧な回答しか返ってこないでしょう。
写真を撮られることを極端に嫌う
写真が流出するのを恐れて、極端にツーショットの写真を撮ることを嫌います。
最近はスマホで撮った写真をフェイスブックやインスタグラムなど、その場ですぐにSNSに投稿できるようになりました。
既婚者の男性は、自分が他の女性と撮った写真がいつどこで家族が目にするかわからないためです。
すぐに体の関係を求めてくる

既婚者がリスクを犯してまで婚活サイトで女性探しをしている理由の大半は、ヤリ目、セフレ探しです。
夫婦生活の不満やセックスレスを別の女性と肉体関係になることで解消しています。
既婚者の男性側には本気で恋愛したいとか、離婚してまで結婚したいという意志はありません。
都合のいい女として行為に利用したいだけなので、まだお互いに知り合って間もないのにホテルに誘われたり、自宅に誘われたりしたら、既婚者の疑いを持ったほうが良いでしょう。

婚活サイトで知り合った男性が既婚者なのか見抜く方法


婚活サイトでマッチングした男性が既婚者かどうか判断できない場合、次のような行動を試してみてください。
独身証明書を見せてもらう
お付き合いが始まったら、彼氏・彼女の関係になる前に独身証明書を取り寄せて見せてもらいましょう。
独身証明書は本人が独身であるということを証明する公的証明書で、1週間ほどあれば本籍地のある市区町村から取り寄せることができます。
もし相手が独身証明書の発行を拒んだり、話をはぐらかそうとしているのであれば、既婚者である確率が高いです。
相手にだけ要求すると怪しまれるので、あらかじめ自分の独身証明書も取り寄せておくと良いでしょう。
「家に行きたい、住所を教えてほしい」と言ってみる


何度かデートや食事を重ねると、お互いの家に呼んだり呼ばれたりするのは自然な流れです。
もし相手が頑なに自宅デートを拒むようであれば、相手の自宅には妻や子供がいるかもしれません。
家に呼びたくない言い訳に
- 掃除していない
- 散らかっている
と言い張る人も多いですが、一度や二度ならまだしも再三にわたって断るようなら、本当に独身なのか疑わしくなってきます。
そもそも自宅を掃除できない人と、幸せな結婚生活が送れるとは考えられません。
「ご両親に会ってみたい」と言ってみる
また、ある程度の交際期間になったら「ご両親に会ってみたい」と話を切り出すのもひとつの方法です。
既婚者の男性なら、浮気相手の女性を親に会わせるようなリスクの高いことなど絶対にしません。
もう何度もデートを重ねているのに、これについても徹底的に拒否してくる場合は、既婚者である確率は相当に高いと言えます。
SNSをチェックする


最近では多くの人がツイッターやフェイスブックなどのSNSを利用しています。
独身男性であれば気兼ねなく教えてくれるでしょうが、既婚者の男性は浮気がバレることをおそれて頑なに教えてくれないか、「やっていない」と言い張るでしょう。
またSNSの投稿に家族がいることを匂わせていたり、家族と一緒に写った写真をアップしているケースも考えられます。
相手に直接アカウント情報を聞いても教えてくれない場合は、相手の友人知人を介して見つける方法もあります。
指輪の跡、スマホの壁紙、写真
男性の左手の薬指に、指輪の日焼け跡や形が付いていないか、スマホの壁紙や保存された家族や子供の写真がないか、なども既婚者の証拠になり得ます。
そもそも浮気の可能性のある男性は、携帯電話やスマホの壁紙すら頑なに見せようとしない可能性があります。
浮気調査のプロに相談する


確固たる証拠がつかめない、あるいは証拠があるのに一向に認めようとしない場合、最終的には探偵や興信所に相談することも考えましょう。
とくに結婚を前提としたお付き合いをしている、結婚の約束をしたはずなのに、相手の男性に疑わしいところがある場合は利用をおすすめします。
最近では探偵事務所のCMがテレビなどで流れることも珍しくありませんが、多くの方が浮気調査を依頼したことなどないはずです。
一般的な浮気調査は1日5万円前後が相場となっており、大手の探偵事務所・興信所は無料相談窓口を設けています。
調査料金を押さえて、浮気の証拠もしっかり取るために、実績のある探偵事務所・興信所に依頼しましょう。
万が一、不倫や金銭面などで被害者となった場合は、弁護士に相談して慰謝料の請求なども考えておく必要があります。
既婚者をチェックしている婚活サイトを利用する
真剣に結婚を考えている人ほど、本人確認や身元の確認をしっかりと実施している婚活サイトを利用しましょう。
先ほど指摘したように、大手の婚活サイト、人気の恋活サイトほど、会員を増やすために新規登録のハードルを下げています。
女性の方も登録時の条件が厳しくなる場合がありますが、独身証明書の提出を義務付けている婚活サイトであれば既婚者と出会うこともないでしょう。
https://yume-con.net/archives/1696
あるいは、入会時に必ず独身証明書の提出を義務付けている結婚相談所を利用するという手もあります。



まとめ
婚活サイトに潜む既婚者の見分け方と、出会ってしまった場合の対処法についてご紹介しました。
さまざまなタイプの男性と気軽に出会えることが婚活サイトの最大のメリットですが、なかには婚活の場にふさわしくない人が紛れ込んでいるケースもあります。
婚活サイトに潜む既婚者の数は決して多くはありませんが、数々の口コミが寄せられている以上、出会ってしまう可能性はゼロではありません。
もしも出会った相手が既婚者であった場合は騙された、結婚詐欺の被害に遭ったという事実を受け止め、記事のアドバイスの内容を参考に正しい方法で対処しましょう。