
さまざまな婚活サービスがあるなかで、仲人や進行係の力を借りることなく、自分で出会いを見つけていくのがネット婚活の特徴と言えるでしょう。
そのため、婚活サイトで多くのライバルの中から選ばれ、メッセージ交換を経て直接会って告白するまでには、各プロセスで成功するための攻略法が必要です。
今回は婚活サイトで出会うための段階別必勝法と題して、婚活サイトを選ぶスタート地点から結婚を前提とした告白のタイミングまで、それぞれの段階ごとの攻略法をご紹介します。
もくじ
出会える婚活サイトを選ぶ
婚活サイトで出会うための最初の方法は、利用する婚活サイトを選ぶところから始まります。
男女の気軽な出会いを提供しているものから、結婚を前提とした出会いを提供しているものまで、サイトによってそれぞれ特徴があります。
選ぶサイトを間違うと、まったく出会いのチャンスがないままお金と時間だけが消費されていくことにもなるので、自分に合ったサイトをしっかりと吟味する必要があります。
男女がお互いに「いいね」してマッチングしたら、サイト内でメッセージ交換が可能になるという基本のシステムはどの婚活サイトも同じです。
それ以外の利用者の年齢層だったり、得られるサポートだったりが異なります。
たとえば30代から40代の結婚を急ぎたい年代の人たちが、ゆっくりと恋愛を楽しみたい20代が中心のサイトを利用しても、条件に見合う相手とマッチングする確率は低いと言わざるを得ません。
自分の年齢や結婚の本気度はサイト選びの重要な要素となります。
おすすめは複数の婚活サイトに無料登録し、自分に合っているか、条件に合う相手がいるかどうかを徹底比較することです。
利用できる機能は制限がかかりますが、プロフィール検索や閲覧までは可能なので、まずは無料で使ってみて出会えるマッチングサイトを見極めましょう。
ネット婚活で出会うならここ!おすすめの婚活サイト
婚活サイト選びが重要と指摘したように、
- 人気がある
- 料金が安い
などで選んでも婚活がうまくいくとは限りません。
たとえば「ペアーズ」や「オミアイ」といったマッチングサイトは、会員数も多く女性も無料なので人気のサイトです。
しかし、あくまでも恋人探しを目的とした人向けなので、必ずしも結婚を真剣に考えている人と出会えるとは限りません。
またマッチングサイトは婚活サイトよりも本人確認が緩いところもあるため、より安心して婚活をするなら断然婚活サイトがおすすめです。
ここでは、成婚実績やサービスの内容で見たおすすめの婚活サイトをご紹介します。
youbride(ユーブライド)

1ヶ月あたりの利用料金:2970円(3ヶ月プラン)、2320円(6ヶ月プラン)
youbrideはmixi(ミクシィ)グループが運営する、真剣に結婚を考えている方向けの婚活サイトです。
月々の月額料金が2320円からとリーズナブルで、入会時の会員の年齢確認はもちろん、有人スタッフによる24時間のサポートを行なっているため、安心してサイトを利用することができます。
ユーブライドには「つぶやき」というSNSのような機能があり、プロフィール以外にも自分をアピールできるため、上手く利用すれば相手からのより良い反応を得ることができます。
無料会員でも「いいね」を送ることはできますが、メッセージのやりとりは有料会員になってからでないとできません。
ブライダルネット

1ヶ月あたりの利用料金:3000円
婚活パーティーや結婚相談所など、婚活サービス国内最大手の株式会社IBJが運営する婚活サイトです。
長年結婚相談所の運営で培ってきた成婚ノウハウを基に、毎月約1万5000人が結婚を前提としてカップル成立しています。
ブライダルネットでは顔写真の掲載に審査が設けられているため、加工した写真や顔の一部を隠した写真は掲載ができません。
さらに、婚活サポートの担当者である婚活コンシェルジュ(婚シェル)が、婚活成功へのヒントやプロフ写真へのアドバイスなど、会員の一人ひとりの活動を手厚くサポートします。
ゼクシィ縁結び

1ヶ月あたりの利用料金:3980円(1ヶ月プラン)、3300円(6ヶ月プラン)
ブライダル雑誌として有名な『ゼクシィ』を発行するリクルートグループが運営しています。
「ゼクシィ」という名前が付いているだけあって、男性会員が多くなりがちなネット婚活のなかでも、女性会員の比率が高い婚活サイトです。
ゼクシィ縁結びは会員同士の価値観の一致を大事にしており、価値観診断や価値観の合う異性の紹介など、男女の相性を重視したカップリングを提案しています。
さらに、カップリングした二人の仲介人として、専任のお見合いコンシェルジュがデートのセッティングやプランニングを代行してくれます。
マッチングするための攻略法
自分に合った婚活サイトが見つかったら、まず最初の目標はプロフィールを作成し、気になる相手とマッチングすることです。
マッチングしないことには相手と個別のメッセージ交換もできません。ここではマッチングするためのコツをご紹介します。
クオリティーの高い顔写真を使う
「結婚は中身が大事」とは言え、婚活サイトでマッチングするためにはクオリティーの高い顔写真を使い、第一印象で相手の興味を引く必要があります。
その理由は、ネット婚活では直接対面してやりとりをするわけではないため、「いいね」をしたい相手男性(女性)のプロフィール写真が決め手になるからです。
ルックスに自信がなくても、写真を過度に加工したり、顔の一部を隠したりするのはNGです。
恋活サイトやマッチングサイトでは、アプリ等で加工した写真を掲載している女性たちが目立ちますが、婚活サイトの写真はお見合い写真と同じように、表情がはっきりとわかり、明るい笑顔で写っているものを選びましょう。
最近ではスマホの高機能カメラによる自撮りを利用する人も多いですが、おすすめは写真スタジオでプロのカメラマンに撮影してもらうことです。
撮影料金はかかりますが、自撮りなどでは到底撮影できないクオリティーの高い写真ができあがります。
プロフィールを充実させる
婚活サイトでは50~100個ほどの項目が用意されているプロフィール欄ですが、写真と同様にプロフィールもマッチングの成否にかかわる重要な要素です。
プロフィールは自己紹介の役割があるだけでなく、婚活の真剣さや自分自身の信頼度を示すものでもあります。
項目に空欄があったり、自己PRが1~2行程度しか書かれていないようなプロフィールでは、相手から見て婚活のやる気がないとみなされても仕方がありません。
収入や年齢などの重要な項目で、嘘の情報を書いたりやサバ読んだりすることはもちろんNGです。
数多くのデータを記載しなければならないため、面倒だと感じることもあるでしょうが、自分にとっては些細な事でも、相手にとってはパートナー選びの重要な要素である場合もあります。
婚姻歴や喫煙の有無、相手に求める条件などはしっかりと書くようにしましょう。
プロフィールはメッセージ交換の際の話題のきっかけになる、というところもポイントです。
婚活サイトはマッチングして初めてメッセージによるやり取りができるようになるため、プロフィールがスカスカだとどんな話題を振ればいいのかわからなくなってしまいます。
趣味や休日の過ごし方、自己PR欄が充実していれば、メッセージ交換も盛り上がりデートに誘いやすくもなります。
たとえば趣味欄に「映画」とだけ書いても、
- どんな映画が好きなのか
- どれくらいの頻度で映画を見に行くのか
まではわかりません。この場合は自己PR欄などを利用して、より観た人の共感を得られるように詳細な文章を書きます。
共通点が多ければ多いほど親近感も湧くので、男性は女性が、女性は男性が共感を得るような内容のプロフィールを意識して書くと良いでしょう。
「いいね」がもらいやすくなるプロフィールの書き方はこちらの記事をご参考に。
毎日ログインする
いつでもどこでも、スマホやパソコンがあればスキマ時間にもログインできるのが婚活サイトを利用するメリットです。
普段の仕事や私生活が忙しかったとしても、なるべくサイトには毎日ログインするようにしましょう。
婚活サイトのプロフィールにはいつログインしたかが表示されるようになっているため、最後にログインしたのが1週間以上前だと、「このヒトはもう活動していないんだ」と見なされてしまいます。
真剣に活動しているというアピールのためにも、1日1回はサイトにログインすることをおすすめします。
メッセージ交換でデートに誘うための攻略法
晴れてマッチングが成立すると、そこからサイト内のメッセージ機能を使ったやり取りができるようになります。
気になる相手とマッチングができても、次のメッセージ交換でデートの約束ができなければ、ただのメル友として終わるか、フェードアウトして終わるかのどちらかしかありません。
せっかくのご縁をムダにしないためにも、メッセージ交換でデートの約束に漕ぎ着けるための攻略法を考えていきましょう。
マッチングから1~2週間がタイミング
マッチングは非常に嬉しいものですが、「個別にメッセージ交換をする権利の獲得」という以上の意味はありません。
まだこの時点では友達の一人という位置づけなので、ファーストメールでいきなりデートのお誘いをしてもOKしてもらえることはないでしょう。
また、ダラダラとメッセージ交換だけを続けていても進展はありません。
ネット婚活の性質上、どうしてもオンラインでのやりとりの時間が長くなりがちですが、結婚への意識を高めるためには直接会ってのコミュニケーションが必須です。
「デートに誘うベストなタイミング」というものはありませんが、目安としてはマッチングから1~2週間、メッセージ10往復くらいがちょうどよいタイミングと言えるでしょう。
それくらいメッセージが続いていれば、お互いに直接会っても良いという信頼関係が構築できているからです。
逆に2週間以上やり取りが続いているのに直接会う約束ができないということは、ただのメル友になるかどちらともなくフェードアウトして関係が終わってしまいます。
「共感」を意識する
先ほどプロフィールの書き方でも指摘したように、お互いの信頼関係を深めていくためには多くの「共感」をすることが大切です。
趣味や休日の過ごし方に共通点があると、マッチングしやすいだけでなくメッセージも盛り上がり、デートの約束が取りやすくなります。
またメッセージ交換で自分ひとりが一方的に話をしても、相手の好感を引き出すことはできません。
直接対面しての会話と同じように、適度に質問をしたりリアクションをしたりして二人でメッセージを盛り上げていくようにしましょう。
相手のペースに合わせる
メッセージ交換は内容だけでなく、返信のタイミングやメールの頻度も重要です。
返信がないからと言って何度も催促のメールを送ったり、相手にとって非常識な時間にメールすると、「自分中心な人」というマイナスなイメージを持たれてしまいます。
人それぞれ自分がちょうど良いと感じるペースがあります。
たとえば相手が1日に1回のペースでメッセージを送るタイプの人であれば、自分もそれに合わせて1日に1回のペースで返信をします。
デートで告白するための攻略法
婚活サイトを利用して活動を始めたからには、成婚して一緒にサイトを退会する相手を見つけたいものです。
最後は1回目のデートから真剣交際の告白を成功させるためのデート攻略法をご紹介します。
最初のデートは2~3時間で切り上げる
見事デートの約束がOKしてもらえたら、相手に好印象を残そうと最初から気合を入れてデートプランを考えたくなるものです。
しかし、最初の婚活デートは軽いランチやお茶など2~3時間で切り上げるようにしましょう。
なぜなら、真剣度の高いほど恋人同士のような1日遊んで終わるデートよりも、じっくり腰を据えて会話がしたいと考えているからです。
デートというと遊園地や水族館などがイメージされますが、結婚を前提とした真剣交際をするかどうかを見極めるデートに適した場所とは言えません。
おすすめはホテルのラウンジやオシャレなカフェでゆっくり会話するデートです。
落ち着いた雰囲気の場所なら会話に集中できるため、短い時間でもお互いにパートナーに相応しいかどうかの見極めができるでしょう。
3回目のデートが告白のタイミング
婚活中のお付き合いは男女のカップルの浮気や二股とは違うため、効率的な婚活には複数人の異性たちと同時進行でメッセージ交換をしたり、デートをすることが推奨されます。
それからデートを重ねて、パートナーに相応しい相手と結婚を前提とした真剣交際に進むということは、他の相手とのお付き合いを断って1人に絞るということになります。
そのタイミングとしてあえて目安を提示するとすれば、3回目のデートがベストタイミングでしょう。
すでに3回も直接会っていれば、相手から信頼されている、好意を持たれていると考えられるからです。
3回目でも告白ができないとなると、ただダラダラと現状維持が続くか、フェードアウトしてしまう可能性が高いため要注意です。
できれば男性側から女性に結婚を前提としたお付き合いの告白をしてあげましょう。
まとめ
婚活サイトを利用した希望の結婚相手と出会うための攻略法として、最初の婚活サイト選びから真剣交際の告白のタイミングまでを順を追って見てきました。
各段階での攻略法は、いずれも難しいテクニックや恋愛の知識を必要とするものではなく、婚活に対する心構えや積極的な行動があれば実践できるものばかりです。
婚活サイトを利用した出会いに自信がない人も、不安を抱えている人も、まずは自分に合った婚活サイトを選ぶところから始めてみてはいかがでしょうか。