あなたは、結婚するなら恋愛結婚とお見合い結婚どちらがいいですか?
国立社会保障・人口問題研究所の調査によれば、2010年から2014年にかけて恋愛結婚が87.7%に対し、お見合い結婚はわずか5.5%という結果が出ています。
参考:http://www.garbagenews.net/archives/1845050.html
また別の統計では、日本の夫婦の3組に1組が離婚しているという結果が出ており、離婚の原因は男性も女性も「性格の不一致」と回答した人が最も多かったようです。
近年、右肩上がりで増えてきた恋愛結婚と、離婚率の増加は決っして切り離して考えることはできないと言えるでしょう。
一方で、結婚相談所などでお見合い結婚をしたカップルの離婚率はどうなっているのか。
今回の記事では結婚相談所で結婚した人の離婚率、結婚相談所でお見合いをすることのメリットについて考えていきたいと思います。
ゴールインへの早見表
恋愛結婚した人、結婚相談所で結婚した人の離婚率

結婚相談所のオフィシャルな数字ではありませんが、全国仲人連合会が発表した恋愛結婚の離婚率は約40%にものぼるのに対し、お見合い結婚をしたカップルの離婚率はわずか10%程度だったようです。
参考:https://www.facebook.com/permalink.php?id=282402361817387&story_fbid=257963014306068
お見合い結婚の離婚率が低いということは、結婚相談所でお見合いをして交際をスタートさせたカップルが結婚すると、その離婚率も低いと考えられそうですね。
結婚相談所で結婚した人は離婚率が低い理由
結婚相談所で婚活をしている会員の方は、平均的に6ヶ月から1年の間で成婚(婚約して結婚相談所を退会すること)となっているようです。
なぜ長い年月をかけてじっくりと愛を育んだはずの恋愛結婚よりも、半年から1年という短い期間で結婚することの多いお見合い結婚の方が、離婚率が低くなるのでしょうか?
恋愛結婚とお見合い結婚は、交際期間もさることながら、結婚に至るまでのプロセスも大きく異なります。
ここからは、結婚相談所で結婚した人の離婚率がなぜ低くなるのかを考えていきましょう。
初めから「結婚」を想定して交際をスタートできる
恋愛関係にあるカップルは「結婚できたらいいね」という思いはあっても、恋愛中の甘い関係の居心地が良くて、真剣に結婚後の将来設計をすることは稀です。
さらに、恋愛中はあれだけ相手のことが好きだったのに、
- 結婚してみたら全然イメージが違った
- 結婚してから相手が豹変した
などといったトラブルが結婚後に起こって後戻りができなくなる可能性があります。
結婚はあくまでも二人の人生の新たなステップであり、最終目的地ではありません。
一方で、結婚相談所で出会ったカップルは最初から結婚を想定して交際がスタートします。
結婚する前に、
- 子供は何人欲しいのか
- 結婚後も仕事を続けるのか
などをしっかり話し合う時間があるため、結婚後に意見の食い違いで揉めることも少ないと考えられます。
お見合いから結婚までの期間が比較的短いからこそ、結婚に必要なことは交際期間で決めてしまって、結婚後にゆっくり二人の関係を築き上げていけるのです。
結婚に真剣な相手と向き合える
結婚相談所で知り合った男女と、職場恋愛や友人の紹介、合コンなどで知り合った男女、どちらが成婚率が高いかといえば、やはり前者に軍配が上がるでしょう。
後者は恋愛関係に発展することはあっても、相手が「まだ結婚したくない」と言えば、結婚したくても結婚できませんし、長い時間をかけて結婚への意志を固めていかなくてはなりません。
結婚願望のない相手との望まない結婚は、離婚率を高めることにもなります。
結婚相談所は、そもそも結婚への強い意志のある人が入会する場所です。
お互いがお見合いで意気投合すれば、結婚に向けて前向きに交際することができます。
早く結婚したい人にとっては交際中にいくらでも結婚についての話ができるため、非常に効率的でもありますね。
比較的年齢が高いからこそ結婚を真剣に考える
30代後半、40代ともなると、のんびりと恋愛している時間はありません。
とくに女性は出産のことを考えると、長い恋愛期間を経て結婚するよりも、相手を見極めてから短期間で結婚できる結婚相談所のほうが効率的に婚活ができます。
結婚相談所に在籍している人は比較的年齢が高く、ある程度人生経験がある大人同士の結婚が多いため、最短距離で結婚を目指すことができ、離婚率も少ないと考えられます。
相手が結婚の条件に合うか見極めることができる

恋愛関係にあるうちは相手のことが大好きなだけに、視野が狭くなっている状態です。
結婚するにあたって何かしら問題があったとしても、「好きだから乗り越えられる」という気持ちでないがしろにしてしまいがちです。
実際は、大好きな相手が必ずしも結婚相手に相応しいとは限りません。
例えば「お金がなくても二人が愛し合ってるなら幸せになれる」という気持ちがあっても、結婚生活を維持するにはそれなりの経済力が必要です。
その点、結婚相談所ではプロフィールによる選り分けから、直接会ってお見合い、それから仮交際と、それぞれのステップで相手をじっくり吟味することができます。
事前に相手を見極めるための時間があるからこそ、結婚後の「こんなはずじゃなかった」が防げるのです。
婚活アドバイザーによる心強いサポートを受けられる
結婚相談所の一番の強みは、お見合いのお相手探しから退会後の結納や結婚式までを幅広くサポートする仲人や婚活アドバイザーの存在です。
恋愛による結婚は、恋愛している二人の感情が最優先となるため、第三者からのアドバイスが有効に働くことは極めて少ないと言えます。
結婚相談所ではお見合いの前から、アドバイザーが婚活や結婚について的確にアドバイスをしてくれますし、プロの専門家の目で選んだお相手を引き合わせてくれるため、素直に聞いていればまず結婚で失敗することはありません。
さらに、男女の間に仲介役が立つことで、結婚詐欺やヤリ目といった不誠実な行為から自分の身を守ることにもつながります。
このように第三者の目があることで安全に、かつ真剣に婚活に取り組むことができます。
親族間のストレスが少ない
恋愛結婚ではどうしても、結婚や同棲の前に両家の親御さんにご挨拶をするといったことがないがしろにされがちです。
結婚相談所で成婚となるためには、お互いが結婚の意志を固めるだけでなく、それぞれのご両親にあいさつをして承諾を得ておく必要があります。
あるいは、結婚相談所によってはお見合いのお相手選びの段階から両家の親御さんが関わってくるところもあるので、「望まない結婚」というケースはほとんどありません。
結婚相談所で結婚したカップルは、結婚後に親族間のトラブルは極めて少ないと言えるでしょう。
結婚の理想と現実を分けて考えられる

恋愛関係にあるうちは「恋愛の延長線上に結婚がある」という考えになりがちで、ずっと一緒にいたいがために結婚するというケースが少なくありません。
お互いが浮足立っている状態では、それこそ「恋は盲目」と言われるように、理想にばかり目が行きがちです。
一方で、結婚相談所では自分に合う結婚相手を探すところから始まります。当然ながら、「ハズレ」を引かないように、非常にシビアな目で相手を吟味することができます。
「現実的に考えて、この人は結婚相手としてふさわしいかどうか?」という判断をしてから交際へと発展するため、理想を追いかけてしまいがちな恋愛とは交際の性質が違います。
「家庭を支える」「子供を育てる」といった現実に向き合うことが多い結婚は、理想だけで上手くいくほど簡単なものではありません。
冷静に選んだ相手だからこそ、結婚後に訪れる現実の問題に向き合えるのです。
まとめ
今回は結婚相談所が持つメリットを引き合いに、結婚相談所で結婚した人の離婚率が低い理由を探ってみました。
好きな者同士が大恋愛を経て結婚するのは非常に理想的なイメージですが、人生の半分以上にも及ぶ夫婦生活を、恋愛感情だけで継続するのは非常に難しいと言わざるを得ません。
結婚相談所でお見合からスタートした場合は最初から結婚を意識していいるため、結婚後の生活で訪れる現実問題に真剣に向き合うことになります。
不安要素を解決した上で、結婚の先にある円満な夫婦生活を楽しむことができるので、離婚率も低くなるということが言えそうです。
「恋愛と結婚は別物で、恋愛は結婚してからでもできる」と考えると、結婚相談所での結婚の見方がガラリと変わるのではないでしょうか?
婚活サイト・アプリや婚活パーティーなど、様々な婚活サービスがあります。
できるなら自分にフィットした婚活を見つけたいところですが、もしあなたが真剣に結婚したいと考えているのなら、結婚相談所で婚活をスタートすることをおすすめします。
