シングルマザーが再婚を考える上で真っ先に思いつくのが、「本当に再婚できるの?」ではないでしょうか。
結論から書くと、「シングルマザーは再婚できます!」
- 本当に?
- どれくらいできるの?
など、疑問に感じるシングルマザーも多いでしょう。
そこで今回は、シングルマザーの再婚できる理由を再婚率から徹底解説。
再婚を目指す上での注意点や、シングルマザーが幸せな結婚生活を送るのに必要なことも全て説明するので、お見逃しなく!
ゴールインへの早見表
【再婚率から見る!】シングルマザーの再婚の実態

婚姻件数、女性の再婚率がどのように変化しているのかを確認するために、厚生労働省のデータをもとに昭和50年と平成27年のデータを比較して見ました。
昭和50年 | 平成27年 | |
婚姻総数 | 941,628組 | 635,156組 |
妻が再婚 | 33,443組 | 45,268組 |
両方再婚 | 36,740組 | 61,325組 |
再婚率 | 7.5% | 17% |
昭和50年と平成27年の数字を比較してみると、婚姻件数は、昭和50年のときのほうが結婚したカップルの数は30万組も多いことがわかります。
また、妻が再婚だった人の割合を比較してみると、昭和50年は7.5%だったのに対して、平成27年は17%。
この数字から婚姻件数は減少傾向にあり、女性の再婚率が高くなっていることがデータから読み取ることができます。
人口動態統計からみるシングルマザーの再婚率

下記の表は、離婚した年から平成27年までに再婚した女性の割合を表したものです。
離婚した年 | 23年 | 24年 | 25年 | 26年 | 27年 |
再婚した割合 | 23年〜27年に再婚 | 24年〜27年に再婚 | 25年〜27年に再婚 | 26年〜27年に再婚 | 27年に再婚 |
総数 | 22.1% | 18.2% | 14.0% | 8.8% | 2.6% |
19歳以下 | 40.6% | 32.1% | 23.0% | 14.8% | 3.4% |
20〜24歳 | 36.8% | 28.8% | 22.0% | 11.9% | 3.1% |
25〜29歳 | 34.7% | 28.1% | 20.5% | 11.7% | 2.8% |
30〜34歳 | 29.2% | 24.7% | 18.7% | 11.0% | 2.8% |
35〜39歳 | 20.3% | 17.0% | 13.6% | 9.0% | 2.5% |
40〜44歳 | 14.0% | 11.7% | 9.4% | 6.7% | 2.2% |
45〜49歳 | 13.0% | 10.8% | 8.7% | 6.2% | 2.2% |
50歳以上 | 10.8% | 9.2% | 7.8% | 6.0% | 2.7% |
平成27年に離婚した人が平成27年に再婚した割合は、どの年代も2.5%前後でほとんど差がありません。
ですが、平成23年に離婚した人が、平成27年までに再婚した人の割合をみてみると、40歳未満の人の再婚率が高いことがわかります。
また、下記のように離婚した年齢が若い人方が5年以内の再婚率は高いです。
- 19歳以下:40%
- 20代前半:36.8%
- 20代後半:34.7%
- 30代前半:30%
- 30代後半:20%
再婚した女性全員に子どもがいるとは限りませんが、この数字を見てみるとシングルマザーの再婚率って意外と高いと思いませんか?
【結論】シングルマザーで再婚のチャンスは多い!

婚姻件数は減少傾向にありますが、日本の離婚率は年々増加しています。
さきほどの婚姻に関するデータをみてみると、昭和50年のときは結婚する女性100人のうち、再婚の女性は7人程度でしたが、平成27年になると倍以上に。
今と昔ではかなり再婚へ考え方が変わっているのが、理由として存在しているのでしょう。
データを見て見ると、シングルマザーの再婚率は年々増加していることがよく分かりますね。
【参考記事】シングルマザーの再婚について詳しく知りたい方はこちら▽
https://yume-con.net/archives/8826/
再婚できるシングルマザーの3つの特徴

再婚率が上がっているとしても、すべてのシングルマザーが再婚に成功できるわけではありません。
ジングルマザーでも再婚できる女性と、できない女性では特徴が存在!
そこでここからは、幸せな再婚に成功したシングルマザーの3つの特徴をご紹介します。
①自分の離婚原因を理解している

離婚自体は、悪いことではありません。
「たまたま結婚した相手とうまくいかなかった」それだけの話です。
しかし、離婚の原因を理解していなければ、再婚してもまた同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。
特に、離婚の原因は自分に一切ないと思っている人は少し注意が必要です。
自分が悪かった部分を素直に認め、失敗を生かそうと努力した人は幸せな再婚に成功しています。
②女としての自分を諦めていない

子どもができると母親としての意識が強くなり、一人の女性としての意識を諦めてしまったりする人も多いですね。
再婚は子どもの父親探しをすることではなく、新たなパートナーを見つけ共に歩んで行くこと。
そのため、
- おしゃれをする気持ちを忘れている
- 身だしなみを気にせず、髪はボサボサ、
- 服装は楽なもの
など、上記のような女性に男性は魅了は感じません。
男性はあくまで「父親としてでなく一人の男性」として、婚活に望んでいることを常に念頭においてください。
魅力的な女性でいたいと思う気持ちで努力を続けている女性は、幸せな再婚ができる可能性が高いです!
【参考記事】自分に「女性」としての魅力が失われていないか確認しよう▽
https://yume-con.net/archives/532/
③夫に対して完璧さを求めていない

離婚を経験した女性は、過去の失敗からつい再婚相手に対して求めすぎてしまうことも…
しかし、男性としてはダメな部分も含めて支えて欲しいと女性に感じています。
そのため、男性は「全て完璧が良い!」と考えている女性に対しては、
- めんどくさい
- 自分は完璧なの?
など、自分勝手な印象に繋がることも。
お互いのダメな部分や弱い部分を認め合い、補え合える関係になると再婚をする確率は確率は上昇します。
シングルマザーが再婚で幸せになるために必要なこと

今までご紹介したように、シングルマザーの再婚率は年々増加傾向にあります。
シングルマザーが幸せな再婚をするためには、再婚率というデータにとらわれだけでなく、
- パートナーとあなたとの関係
- パートナーと子どもとの関係
- 子どもと前夫との関係
など、考慮しなくてはいけないことがたくさんあることも忘れてはいけません。
そこでここでは、シングルマザーが再婚した後に幸せな結婚生活を送るために必要なことを解説していきます。
子供と夫の気持ちに寄り添っている

シングルマザーが再婚する場合、パートナー同士では最高の相手を見つけられたと思うでしょう。
しかし、子どもの視点になってみると、「いきなり知らない男性が家住み始めた…」という感覚になることを知っておく必要があります。
また、パートナーにとってもあなたの子どもは連れ子であり、実際には血縁関係があるわけではありませんね。
そのため、パートナーは子どもとの距離感や関係性に悩むことがあります。
あなたは、そんな2人をつなぐ大切な存在です。
子どもや夫となったパートナーの気持ちに寄り添い、
- お互いの関係の橋渡しをしたり
- お互いの気持ちを汲み取ってあげる
など、子どもと夫の両方にとっても最大の理解者でいてあげることが、シングルマザーの再婚では大切です。
離婚相手の愚痴は言わない

離婚という経歴は、人によって理由は違いますが夫との関係がうまくいかなくなってしまったということですね。
今の生活が幸せであればあるほど、離婚相手に対しての不満や愚痴を言いたくなってしまうことも多々あるでしょう。
しかし、今は関係が壊れてしまっていたとしても一度は夫婦の関係にあったわけです。
何より前の結婚生活があるからこそ、今のあなたがいるんですね。
どんな人でも、誰かの悪口は聞かされるのはあまり気分のいいものではありません。
特にパートナーだったら、
- 自分も影で言われるかも
- ネガティヴな部分に目がいきやすいのかな
など、不信感の原因にも繋がるので控えましょう。
離婚相手だとしても子どもにとって父親ですし、パートナーにとっては同じ夫という立場だった男性です。
再婚をしたら、子どもやパートナーの前では、決して前夫の悪口を言わないように注意してくださいね。
秘密を作らない

夫婦だとしても、パートナーには秘密にしておきたいことは誰もがあるのでしょう。
しかし再婚夫婦の場合、ささいな秘密がばれたことがきっかけで急激に関係が悪化してしまうことがあるんです。
円満な夫婦関係を長く続けるためには、「秘密を作らない」ことが大切です。
どうしても秘密にしたいことがあった際は、一生自分の中にしまい込む覚悟を持ちましょう。
それができない場合は、パートナーに包み隠さず伝えた方が楽に生活をすることができますよ。
【再婚率に惑わされるな!】再婚する上での注意点

再婚率が高いからといって、「再婚は以外と簡単にできそう…」なんて考えてはいけません!
あくまで再婚率とは、再婚を決起するための指標の一つとして考えるのが良いでしょう。
ここでは、シングルマザーが再婚する場合に注意するべきことについて解説していきます。
1.離婚相手との関係

1つ目は、離婚した前の夫との関係です。
前の夫との婚姻関係はなくなりましたが、子どもにとっては実の父親であることには変わりありません。
- 子どもと離婚相手が会う機会
- 慰謝料・養育費についての話し合い
など、前の夫の関係を一切なくすことは現実として難しいでしょう。
- あなたと離婚相手との関係をどうするのか
- 子どもと父親との関係をどのようにするのか
などをよく考え、前の夫、子ども、再婚相手がお互いの関係を理解しあう必要があります。
2.子供の気持ち

2つ目は子どもの気持ちです。
- 実の父親に対してどう感じているか
- 再婚相手をどのように受け入れているのか
など、子どもの本当の気持ちは本人にしかわかりません。
また、成長とともに子どもの気持ちが変化する可能性もあります。
- 今の子どもの気持ちや
- 再婚した父親への気持ち
- 実の父親への気持ちが変化した場合
など、状況に応じて子どもの気持ちをしっかり受け止めて、理解した上で対応してあげることがシングルマザーの再婚には必要。
3.金銭的問題

3つ目は金銭的な問題です。
日常の生活費などの問題もありますが、再婚の場合は養育費なども問題もありますね。
またシングルマザーの再婚の場合、はじめから子どもがいる状態で生活がスタート。
- お互いの金銭感覚に違いがないか
- 生活費の分担や貯蓄をどうするのか
など、お金に対するお互いの気持ちや考え方を、最初にしっかり話し合っておくようにしましょう。
4.周囲の理解

4つ目は、周囲の理解。
男性が初婚の場合は、男性側の親などから離婚した経験があることや子どもがいることを理解してもらえず、反対されてしまうケースも多いです。
つまり、シングルマザーが再婚する場合、子どもがいない人が再婚するケースよりも周りの理解が得にくい可能性があるということです。
反対を押し切り強引に結婚を進めてしまうと、自分たちの親や親戚との関係が悪化してしまうこともあります。
周りの人も気持ちも理解しながら、受け入れてもらう努力は惜しまず少しずつ理解してもらおうという気持ちを持つことが必要です。
シングルマザーが再婚しやすい婚活方法

シングルマザーが再婚を考える場合、まずはパートナーを探すところからスタートしなければなりませんね。
しかし、いざ婚活を始めようと考えると
- シングルマザーが婚活して迷惑じゃないかな?
- シングルマザーで婚活の場で相手にされるのか?
など、不安に感じることこも多いでしょう。
そこで、シングルマザーが再婚しやすい婚活方法についてご紹介します。
婚活サイト

自分のペースで婚活をしたい人におすすめなのは、「婚活サイト」を利用する方法です。
スマホやパソコンがあれば、いつでも登録することが可能ですし、マッチングに関しても担当者がいるわけではないので、自分のペースで再婚相手を探すことができます。
また、大手婚活サイトのユーブライドは約25%が再婚希望者と、シングルマザーが活動しやすい婚活サイトも多く存在。
ただし婚活サイトによっては、
などがいることもあります。
こうした被害に合わないように、婚活サイトのサービス内容をよく確認してから利用するようにしてください。
【参考記事】ユーブライドについてさらに詳しい内容はこちら▽

結婚相談所


真剣に再婚相手を見つけたいという人におすすめなのは、「結婚相談所」を利用する方法。
結婚相談所は、他の婚活方法に比べて利用料が高額です。
料金設定は、結婚相談所によって異なりますが全ての費用を含めて、相場は10〜30万円と言われています。
気軽に利用できる料金ではないので、真剣に結婚相手を探している人と出会える確率は高いです。
大手結婚相談所である、楽天オーネットはシングルマザーOKな会員が5000名以上所属してるので、パートナー探しには最適。
- お見合いのサポート
- 婚活の進め方へのアドバイス
なども手伝ってくれるので、一人で再婚を目指すのが不安だという人にもおすすめです。
【参考記事】楽天オーネットについて詳しく知りたい方はこちら▽



【参考記事】結婚相談所で再婚を目指す際に必要なことは?▽



【再婚率だけではない】シングルマザーが再婚する際のこどもの心理は…


シングルマザーが再婚する場合、子どもの本当の気持ちは子どもにしかわかりません。
大好きなママに幸せになってほしいという気持ちから、自分の本音に蓋をしてしまうことも。
再婚する際に子どもが感じる心理状況にはどのようなことがあるのか、またどのような対処法がよいのかについてご紹介していきます。
不安


今まで母親と生活してきた子どもにとって、知らない男性との生活に「不安」を感じることが多いです。
- 相手のことがよくわからない「不安」
- 同じ屋根の下で生活することへの「不安」
- 母親を取られてしまうのではないかという「不安」
など、様々な不安を胸に秘めています。
不安に思っていないか気になったときは、子どもの表情、言動などをよく観察してみましょう。
下記のような言動は、子どもが不安に感じているときのサインです。
- 再婚をしてから笑うことが少なくなった
- 口数が減った
- 母親を困らせるようになった
子どもが安心するために必要なのは、母親の愛情。
- しっかり抱きしめてあげる
- ママと2人だけの時間を作るなどを心がける
シングルマザーだったからこそ、子どもへの愛情表現は怠らないようにしましょう。
緊張


知らない男性がいきなり自分の生活に入ってきたら、緊張してしまうのはあたりまえのことですね。
母親としては、
- はやくこの生活に慣れてほしい
- パートナーと子どもが良好な関係を築いてほしい
など、子どもに感じるでしょう、
しかし、あせりは禁物です。
子どもが緊張しているなと感じたら、パートナーと子どもが適度な距離を保てるように工夫してみましょう。
家の中にいると緊張してしまうこともありますので、外でゆっくり遊ぶ時間を作るとリラックスしやすいかもしれませんね。
嬉しくない


子どもにとってパートナーの存在は、嬉しくないと感じることがあります。
嬉しくないと思っている子どもに、無理やりパートナーと仲良くさせようとしてしまうと、逆効果になってしまうことがほとんど。
まずは、あなたとの時間を十分作ってあげるようにしましょう。
少し今の生活に慣れてきたら、パートナーと関わる機会を徐々に作っていきます。
パートナーと遊んでもらう体験を積み重ねていくと、「パパっていいな!もっといろんなことをしてもらいたい」という気持ちが出てきて、自然に仲良しになっていけるでしょう。
まとめ
シングルマザーが再婚することは難しいと考えている人は多いかもしれません。
ですが、婚姻に関するデータをみてみると、再婚率は意外と高いだなと感じたのではないでしょうか。
シングルマザーの再婚にはどんな注意が必要なのかを知った上で、母親としてだけでなく女性として幸せになるために、積極的に新しい出会いを求めてみましょう。
【参考記事】シングルマザーが優遇される婚活サイトとは…?▽


