一度離婚を経験している者同士、共通点の多さから距離が近づきやすいバツイチカップル。
しかしいざ再婚となると、
- 同じ経験をしている人が良いのか
- 初婚の方がうまくいきやすいのか
など、気になるところですよね。
バツイチ同士での再婚を迷っているあなたに、再婚同士で上手くいく秘訣をはじめ、バツイチならではのメリット・デメリットを徹底的に解説します。
ゴールインへの早見表
【再婚率から知る】10人1人はバツイチ同士の再婚

バツイチ同士での再婚は、日本の婚姻全体の9.7%。約10人に一人はバツイチ同士で再婚をしている、ということをご存知でしたか。
バツイチ同士、と聞くとなんだか抵抗のある人もいるかもしれません。
しかし、お互い人生経験を積んだカップルですので、安心感やゆとりが生まれやすいという最大のメリットがあります。
初婚では分からない夫婦の適度な距離感、居心地の良さを感じるからこそ、10人に1人という高い割合でバツイチ同士の再婚が選ばれているのです。
バツイチ同士の再婚だからこそのメリット

同じ経験をしている者同士だからこそ、分かりあえることが多いものです。
他人同士が一緒に住むという経験は、結婚以外では中々味わえないもの。
バツイチ同士だからこそ味わえる再婚のメリットを具体的に見ていきましょう。
相手に対して遠慮しすぎない

「一つ屋根の下で他人が生活する」ご存知の通りそれはとても大変なことで、自分の気持ちを言葉や形にしなければ伝わらないシーンが沢山あります。
遠慮して「なんでもいいよ」なんて答えたら、何もしてもらえなかった。そんな苦い経験もあるのではないでしょうか。
結婚生活では、少なからずそういった「遠慮して言わなかった、やらなかったがために失敗したこと」が人それぞれあります。
失敗を一度経験しているか、これから経験するかで、その後の生活は大きく変わっていくでしょう。バツイチの人というのは、一度苦い経験をしている人。
そんなつもりだったんじゃない、本当はこう思っていたのに伝えられなかった。その経験があるからこそ、再婚では遠慮しすぎず伝えるべきことは伝えた方がいいという意識を持っています。
バツイチ同士だからこその共感

結婚生活での悩みや喜びは、結婚したことのある人にしか分かりません。血の繋がった家族以外の人と生活を共にするということは、時に苦しく重く、そして繋がりあえたことが嬉しく、様々な新しい感情が生まれてくるということでもあります。
そんな経験をしている同士だからこそ、分かることも存在。例えば、以下のようなことでしょう。
- 相手との距離の取り方
- 他人だからこそ、お互いが歩みあう努力をしなければ共に歩いてはいけないこと
初婚ではそれらは何かある度に「新しい発見」ですが、バツイチ同士なら「そうだよね」、「こういうところは気を付けないといけないよね」と、お互いの共感ポイントとなります。
「私はバツイチで色々分かっている、でもあなたは初めてだからわからないでしょ。」という温度差が生まれにくいですし、共感しあえることが多ければ多い程、お互いに歩み寄りやすくなるものです。
離婚経験を強みにできる

「離婚は結婚の100倍パワーを使うこと」なんて聞いたことはありませんか?初めての結婚では気持ちも高まり、多くの場合は周りに支援されるようにしてスムーズに二人の生活が始まりますよね。
しかし、離婚となると話は別。
- 周りに話しても反対されたり
- そもそも相手が離婚に納得しなかったり
上記のような沢山の高いハードルがあります。それらを乗り越え、やっと離婚は成立するのです。
大変な経験をしたことで、あなたのメンタルは以前に比べ随分強くなったのではないでしょうか。
- 生活やお金に関する知識
- 仕事に対する意欲
- 人に対しての配慮や優しさ
など、全てがパワーアップしているはずです。
その経験で得た知識やメンタルは今後再婚したときに「強み」となります。以前結婚していた時よりも、一回りも二回りも大きくなった器で、新たな相手と生活を送ることが出来るのです。
相手もバツイチなら、同じ状況のはず。沢山の高いハードルを乗り越えて、今があります。様々なハードルを乗り越えて得た経験や知識で気持ちにも余裕が生まれていることも。
お互いに同じ苦労をした経験があるからこそ、これから強い気持ち結ばれて共に歩んでいけることでしょう。
【参考記事】離婚経験を強みにできる婚活サイトも存在…▽

再婚相手に求めるものが現実的


「記念日には花束を買って帰ってきてほしい」初婚のときは、結婚生活にこんな憧れを抱いていたのではないでしょうか。
男性も、「自分より先に起きてキレイな姿で起こしてほしい」なんて夢を見ていたでしょうね。しかし、実際に結婚生活を送ると、上記の内容が夢物語であることがよく分かります。
忙しい中で記念日を忘れてられてしまうこともあります。家の中では極力メイクはしたくありませんよね。
一度結婚し、他人と生活を共にした経験があると、今度はもっと別のことを求めるようになります。
- 食事の後のお皿は下げて
- 状況を見て手伝ってほしい
など、生活する上で必要なこと、大変なことが分かっているからこそ、現実的なものを求めるようになるのです。
夢のようなことを求めあうより、生活を助け合える現実的なことを求めあえた方が、揉め事も減り建設的です。生活も楽になり一石二鳥と言えるでしょう。
【参考記事】バツイチ子持ちの再婚事情を知りたい方はこちら▽
https://yume-con.net/archives/8826/
バツイチ同士の再婚におけるデメリット


上記で説明したように、バツイチ同士の生活では多くのメリットが存在。しかし、良い点が存在しているということは当然悪い点もあります。
正しく現実を理解することで、再婚を目指す上での判断の基準にもなることでしょう。ここからはバツイチ同士の再婚におけるデメリットを解説していきます!
結婚に対する新鮮さを感じにくい


一回目の結婚では全てが新鮮で、その新鮮さを共有することで絆が深まるという点もあったのではないでしょうか。
しかしお互いに二回目となると、新鮮さはグッと減ってしまいます。例えば同居をスタートするにあたり家具を新調するときも、現実がよく分かっているので
- こっちの方が家族向きだよ
- ダブルベッドなんてゆっくり眠れないだけだよ
など、現実感たっぷりのことばかりが浮かんできてしまいます。ただ、それも経験値ですし、間違いではないので良いアドバイスとも言えますね。
離婚相手と無意識に比較してしまう


結婚は生活であり、習慣でもあります。あなたが「醤油とって!」と言えば、濃口醤油を手渡されるはずなのに、再婚したら「どの醤油?」なんて返事が返ってきて来るときも多いでしょう。
「今日はこの料理なんだから濃口醤油に決まってるでしょ!前の人はそんなの言わなくてもわかってくれてたのになぁ…」なんて比較してしまうことも、沢山あります。
もっと細かい生活のこと、気遣いのこと、言い出せばキリがありません。だけど、きっと前に比べて良くなっていることも沢山あるはずです。
バツイチ同士の再婚の場合、細かな違いがあって当たり前、むしろ良い面を探すという心構えが大切です。
比較と言っても良い面の比較、悪い面の比較があります。以前より良く変わった部分を意識して探す習慣をつけて、より前向きな変化に気付くようにしましょう。
お互いの親・親戚との関係性


お互いの親や親戚も、前の結婚相手を知っていますので、勝手に比較されてとやかく言われてしまうかもしれません。
「前のお嫁さんは親戚の集まりにこまめにきていたのに、あなたはあまり顔を出さないのね!」なんて言われてしまうと、比較されていると感じて辛くなりますよね。
聞きづらく、また相手も言いづらいかもしれませんが、以前の結婚での親や親戚付き合いについてはお互いに話しておいた方が賢明でしょう。
無駄なトラブルが起きれば結婚を反対されたり、再婚後顔を合わせづらくなる可能性も高くなります。
全てを前の結婚と同じにする必要はありませんが、以前の経験を通じてお互いの親が自分たちにどこまで求めるのかを確認しておきましょう。
「結局再婚するならどっちが良いの?」バツイチvs初婚


バツイチ同士の結婚のメリットやデメリットは分かったけど、「じゃあ結局バツイチ同士がいいの?」「初婚がいいの?」と、気になるところですよね。
どちらの再婚にもメリット・デメリットが存在していますが、あなたが再婚する上で最も大切にしたいことを基準に両者の特徴を比較すると良いでしょう。
ここからは、バツイチ同士、バツイチ×初婚、それぞれの特徴をあげていきます。
バツイチ同士の再婚事情


バツイチ同士はいざ結婚となるとお互い慎重になりがちです。慎重に、ゆっくりと関係を作っていくからこそ、同じことを繰り返しにくいというメリットでもあります。
特にバツイチ同士の再婚がおすすめな人は、以下の特徴に当てはまる方です。
- 離婚でパワーを使いすぎて心が疲れてしまった人
- これから穏やかな日常を送りたい人
- 支えあって生きていきたい人
初婚×バツイチの再婚事情


相手に結婚歴がなければ、比較されたりすることもありません。ただ初婚の人は、自分の中で結婚に何を求めるのかが曖昧で、いざ生活をはじめてから自分が求めていたものに気付く、ということが多くあります。
全てを始めからスタートできる初婚の相手がオススメな人は、以下のような特徴に該当する方です。
- 新鮮さを求める人
- 比較されることを極度に恐れている人
【結論】お互い支え合いたいならバツイチ同士の再婚がおすすめ!


今までの経験を踏まえ、お互いに支えあって共に歩んでいきたいなら、バツイチ同士での再婚の方が安心してスタートできるといえるでしょう。
やはり同じ経験をしているというのは貴重で、苦労を乗り越えた者同士だからこそ協力出来る瞬間も沢山あるはずです。
また、理想を追い求めるのではなく現実的なことを求めあうので、生活の上でのトラブルが発生しにくいというメリットもあります。
初婚は「理想」が先走りしていたかもしれませんが、再婚は「現実」を見つめている人が多いものです。現実を見つめた再婚なら、気持ちにゆとりを持って、ゆっくり歩んでいけることでしょう。
バツイチ同士の再婚をサポートしてくれるサービス


「婚活」という言葉がすっかり定着しましたが、婚活は初婚の人だけが利用する場ではありません。
あまり知られていませんが、バツイチの人、バツイチ同士の再婚のサポートもしてくれるんです。
ここでは、バツイチ同士が再婚を目指すためのサポートを見ていきましょう。
結婚相談所


「真剣に再婚したい!」と願うのであれば、仲介を行う人がいる「結婚相談所」がオススメです。
相談所では相手に求める条件を確認されますが、バツイチの人は「求める理想像」がハッキリしていますよね。そして、高い理想ではなく現実的なものを求めています。
一度目の結婚での経験から、異性を見るポイントも押さえている方が多いので、バツイチの方が相談所に登録されると、すぐにカップル成立し卒業されるという傾向もありますよ。
【参考記事】おすすめの結婚相談所について知りたいかたはこちら▽



婚活サイト


好きな時に、どこにいても婚活が出来る婚活サイトは、お友達からゆっくりはじめたい方にオススメです。
サイト内でメッセージのやり取りをして、相手の内面をじっくり見れるの嬉しいポイント。
相手の顔を直接知らないというのは案外心を開きやすいもので、何度かメッセージをやりとりすると不思議な程、深い話も抵抗なく出来るようになります。
もちろん年収、仕事、家族構成など様々な婚活項目がありますが、軽い気持ちでやりとりをしているうちに本来なら条件に合わない人とでもいつの間にか親しくなっていたりすることも。
メッセージの言葉選びや頻度で、人となりが伝わりやすい出会い方です。
【参考記事】おすすめの婚活サイトを知りたい方はこちら▽



婚活パーティー


週末のお楽しみ気分で参加できる婚活パーティーは、まずは再婚に一歩踏み出したいという婚活初心者さんにオススメです。
様々な異性と話す機会になり、楽しみながら婚活が出来るというメリットがあります。また、最近では職業や年収だけでなく
- 朝活が好きな人
- 動物が好きな人
といった趣味で選ぶ婚活パーティーも存在。
また、「バツイチの人だけ」という条件の婚活パーティーなど様々なテーマで細かく分かれているため、自分の気になるパーティーを選んで参加することができますよ。
【参考記事】バツイチが再婚を目指すのにおすすめの婚活パーティーはこちら▽



バツイチ同士での再婚を成功に導く4つの秘訣


バツイチ同士で再婚は比較的しやすいですが、再婚ゴールではなく過程です。せっかく再婚するからには幸せな家庭を築きたいですよね。
幸せな再婚生活を送るために必要なことをここでは解説していきます。「同じ失敗をしたくない…」という方は参考にしてください。
①隠しごとは極力しない


バツイチ同士でよく耳にする隠し事と言えば、
- 前の家族との関係性や養育費、慰謝料などお金の問題
- 一部だけ嘘をついて話しておく
などが多く存在。
大きなことでなくとも、隠し事はバレたときに相手からの信用を失います。それが生活に関わることだとなおさらです。
再婚では、お互いの過去まで尊重しあう気持ちが大切。隠さなくて良いところまで隠して、無駄に信用を失わないよう、隠し事は極力しないようにしましょう。
②価値観・生活観を事前に話し合っておく


生活において、これからの人生において、何を大切にしていくかをしっかりと理解しあうことが大切です。
二人の「これから」にズレが生じたとき、夫婦は離婚を選びます。あなたもきっと、そんな経験があるのではないでしょうか。
- 再婚後に子どもを作るか
- いずれは家を買いたいか
- 家事は二人で協力できるのか
など、自分が大切にしたいことはきちんと伝えて、しっかりと話し合いましょう。
③お互いの離婚原因を明らかにしておく


「どうして前の相手と離婚したの?」といった内容は聞きづらく、また聞いても全てを正直に答えるとは限らない難しい問題です。
この話をすると曖昧な返事で逃げたり、離婚した相手の悪口ばかりいうような相手とは絶対に再婚すべきではありません。
離婚には必ず理由があります。夫、妻で言い分が正反対になることもありますが、それでもお互いがその部分について理解しあえないほど不満を持っていたということは変わりません。
今後バツイチ同士での再婚をするなら、お互い離婚理由になったポイントを上手にカバーしていく必要があります。
再婚前にしっかりと確認し、あなたにとって、そして相手にとっても、その点は受け入れられる問題かどうか、よく話し合いましょう。
④相手の良い部分に目を向ける


人間だれしも良い部分、悪い部分がありますが、悪い部分にばかり目を向けていては歩みよれなくなってしまいます。
例えば相手の離婚原因を知った上で生活をはじめたのに、その原因となる性格を見たときに非難したりしては疲れてしまいますよね。
また、相手も「理解してくれたんじゃなかったのか」とガッカリ。
悪い部分はあって当たり前。それよりも「良いところ探し」を楽しむくらいの気持ちで、前向きに時間を過ごしましょう。
バツイチ子持ち同士が再婚の際に注意すること


バツイチ同士の再婚は当人だけの問題だけでなく、子供や離婚相手との関係なども考慮する必要があります。
そのため、バツイチ同士で再婚してから問題に気づくことも存在。初婚の時とは違った注意点が求められることを念頭においておきましょう。
バツイチならではの注意点も存在しているので、未然に防げるトラブルには早めに対処することがおすすめ!
経済的な話は早い段階でする


保育園、学校など、子どもがいると必要な出費が多くあります。そのため、生活の中でも特に子どもに関わる経済的な話は、早い段階できちんと相談しておくと安心。
「自分の子だから相手の手は借りたくない…」と経済面で遠慮しすぎても後々苦しくなります。
- これから必要な費用
- 今後子どもを増やすか
- 教育費にあてられる資金はどのくらいあるのか
など、しっかり話し合っておきましょう。
焦ってすぐに再婚しようとしない


「早くお父さんを作ってあげなくちゃ!」と、子どもを理由に再婚を急ぐママが多いですがちょっと待ってください!
子どもの年齢にもよりますが、子どもが新しい再婚相手を受け入れるまでにも時間がかかります。何より相手をよく見ずに焦って結婚し、家の中がギクシャクしてしまうことになっては本末転倒です。
再婚するのは、あなたも子どもも両方が幸せになるため。笑顔を増やすためです。子どもとの相性や再婚相手の性格などもしっかり考慮して、ゆっくり再婚をすすめましょう。
信頼関係ができるまでは離婚理由には踏み込まない


先ほど、「離婚原因は明らかにしておく」とお話しましたが、離婚原因を話すまでにはまず二人の信頼関係を築く必要があります。
当たり前ですが、離婚はデリケートな問題。信頼関係ができる前に聞いても正直な答えは返ってきませんし、相手が「踏み込まれた」と感じると、あなたといることがイヤになってしまうことにも…。
再婚同士でも関係なく、まずは人と人として人間関係を構築することからはじまります。
お互いにとって居心地の良い存在になることが先です。しっかり信頼関係を築いてから、離婚理由を確認しましょう。
再婚に対して気負いすぎる必要もない


離婚は悪いことではありません。むしろ離婚で得たことは沢山あり、人間的にも成長した自分になれたのではないでしょうか。
離婚しているから、再婚だから、と特別視することはありません。気持ちは少し大人になったかもしれないけれど、基本的には初婚と同じ。
一緒にいたいと思う人に出会って、人生を共にするパートナーとなるのです。気負いすぎず前向きに、幸せな再婚を目指してくださいね。
まとめ
10人に1人がバツイチでの再婚を選んでいる時代。再婚同士だからこそのメリットも沢山あり、気負いすぎる必要はありません。
一度結婚し、そして離婚をしたという経験は、あなたを一回り大きくしてくれる大切な経験だったはずです。
人として大きく成長した者同士での再婚は現実的で、ゆっくりゆったりと支えあいながら歩んでいく、そんな結婚生活になること間違いありません。
お互い隠し事をせず、そして良いところを探し、今度こそ大切な人といつまでも幸せに過ごせますように。
【参考記事】結婚相談所の離婚率が実はとても低い理由は…?▽


